「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」(マタイ2:2)
マタイ福音書は東方から来た天文学者の来訪を記しています。それはどのような意図でしょうか。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」は異邦人の救い主でもあると告げているのです。マタイ福音書の最後も「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」(28:19)と記しています。幼子イエス・キリストを通してすべての人が「インマヌエル(神我らと共にいます)」を経験することが出来るのです。
(下の絵はクルト・ロイバーが描いた「塹壕のマドンナ」、右の写真はクルト・ロイバーと妻マルタ)