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今日この日から

紀元前10世紀から紀元1世紀の間にエルサレムには三つの神殿がありました。最初はソロモンの神殿(第一神殿)、第二はゼルバベルの神殿(第二神殿)、そしてヘロデが増築した神殿(第三神殿)です。

紀元前538年、ペルシャ王キュロスはバビロン捕囚の民を解放し、祖国への帰還を許しました。帰還後に神が立てられた最初の預言者はハガイであり、彼が関わったのが第二神殿です。彼はユダの人々を励まし、廃墟となっていたエルサレム神殿再建のため奔走しました。ところが周辺の諸民族はこれに抵抗、妨害を始めました。ユダが再び強い国になることを恐れたからです。これに加えて食料と資金不足のために工事は一五年間も遅滞し、完成したのは紀元前五一五年でした。

神の託宣を受けたハガイは神殿再建に携わるよう民を励まします。「この場所にわたしは平和を与える」「主の神殿の基が置かれた…今日この日からわたしは祝福を与える」(2:9~19)。

この歴史は私たちに大切なことを教えています。私たちも生活の中に礼拝の時を設け、神を礼拝することを無常の喜びとしましょう。祝福はそこから始まる、と主は言われます。(踊)

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