「受難節を前にして」
イエス・キリストの死と復活は初代教会の中心的出来事であり、これを除いてはキリスト教の成立も存在もありません。私たちはこの時をどのような思いで過ごせばよいでしょうか。
クリスマスは固定祝日で12月25日ですが、イースター(復活日)は移動祝日で、「それぞれの年の春分日の直後に来る満月の次の日曜日」とされています。受難節は灰の水曜日から復活日前日(聖土曜日)に至る、日曜日を除く40日間とされていますので今年は2月13日(水)から3月30日(土)までで、そのうちの3月24日(日)~30日(土)までが受難週となります。
受難節の守り方としては、求道者はバプテスマの準備、クリスチャンであれば十字架上の七言を黙想しつつ悔い改めて、献身の思いを新たにする時として過ごします。
受難週の木曜日は主が弟子たちと最後の晩餐をなさったこと、ゲッセマネの園で祈られたことを想起します。今年3月28日(木)夜、私たちも教会に集い、主の晩餐式を行い、主の愛を覚えましょう。