今こそ感謝を
「今こそ感謝を」 今年最後の主日礼拝に当たりマルコ福音書の次の言葉が私の心に響きます。「この方のなさったことはすべて、すばらしい」(マルコ7:37)。 確かに素晴らしい出来事がたくさんありました。与えられた恵みに比べると、私たちは感謝は少なく小さいと思います。今一つ一つを想起しながら改めて感
「今こそ感謝を」 今年最後の主日礼拝に当たりマルコ福音書の次の言葉が私の心に響きます。「この方のなさったことはすべて、すばらしい」(マルコ7:37)。 確かに素晴らしい出来事がたくさんありました。与えられた恵みに比べると、私たちは感謝は少なく小さいと思います。今一つ一つを想起しながら改めて感
12/2(日)英語礼拝(サンデーチャペル)クリスマス、12/9(日)小学科クリスマスは恵みのうちに終わりました。12/23(日)の中学科クリスマス、その後のクリスマス礼拝は300名弱の参加者、持ち寄り愛餐会は婦人方の手作り料理をおいしく頂き、祝会では20名近くの青年たちの讃美、ヴァイオリン演奏、そし
「光は暗闇の中に」ヨハネ福音書1章は独特の神学に基づくクリスマス物語です。言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。(ヨハネによる福音書1:14)ヨハネ福音書はこの御子キリストのことを「光」と表現
「さあ、ベツレヘムへ」ルカ福音書二章には、天使は神の子の誕生を羊飼いたちに告げたことが記されています。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」この知らせを受けた羊飼いたちはためらわず直ちに行動を起こします。「さあ、ベツレヘムへ行こう
「ヨセフとマリア」降誕物語でマタイ福音書は御子キリストの養父ヨセフを、ルカ福音書は母マリアを描きます。ヨセフとマリアの信仰と行動がなければ、救い主キリストの誕生はありえなかったのです。この二人の存在は必要不可欠でした。日本キリスト教協議会教育部総主事の大嶋果織先生はヨセフの特徴をこう書いています
「ヘロデのところへ帰るな」12月2日(日)から待降節です。マタイ福音書の降誕物語には東方の博士の来訪が記されています。彼らはユダヤ王ヘロデの王宮を訪ね、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」と告げます。自分の王位を危う
「ルカの特別記事」マタイ、マルコ、ルカの三福音書を「共観福音書」と呼びます。同じ観点から書かれているからです。マタイ福音書とルカ福音書の著者は最初に書かれたマルコ福音書を目の前に置き、さらに主イエス様の言葉だけを集めた文書を重要な資料として福音書を書きました。しかし両福音書にはそこにしか出てこな
「天が裂けて」聖書学者大貫隆先生が岩波新書から出版された『聖書の読み方』は高い内容の書物です。その中に次のような箇所があります。マルコ福音書1章には、主イエスがヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けた時、「天が裂けて」「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」との声があったことが記され
七五三幼児祝福式「教会でも七五三幼児祝福式をするのですか?」もちろんです。幼子を祝福するのはキリストに由来する貴い伝統です。マルコ福音書10:13以下に子どもを祝福するイエス・キリストのことが記されています。主イエスが話している場所に幼い子どもたちを連れた母親たちがやってきたのです。祝福の祈
「もうひとつのナザレに」主イエスの幼少期について記述があるのはマタイ福音書とルカ福音書です。紀元七〇年代に書かれたマルコ福音書はヨハネの宣教から始まり、主の幼少期については何も記していません。マルコ福音書にとっては主の言動、特に十字架と復活のことが主要テーマだったのです。しかし紀元八〇年代に