「『あの男をあなたたちに引き渡せば幾らくれますか』と言った」(マタイ26:15)
イスカリオテのユダの心に主イエスを裏切る思いが芽生え、育ち、ついに実行に移されました。彼は大祭司たちから銀貨三十枚を受け取り、イエスを引き渡す良い機会をねらっていたのです。心に生じる悪しき思いは芽のうちに摘み取りたいものです。ところで主イエスはユダの計画に気づかなかったのでしょうか。いいえ、気づいておられました。しかし主はこれを暴露し、罰し、追放しようとはせず、むしろ守ろうとされたのです。そこには主の大きな愛がありました。この愛にいつも気づいていたいものです。