４月２９日のみことば

「わたしは煙にすすけた革袋のようになっても／あなたの掟を決して忘れません」（詩編１１９：８３）

「革袋」とは動物の皮で作り、水やぶどう酒を入れたものです。弾力性のある新しい革袋は、新しいぶどう酒の発酵力にも耐えられました。「煙にすすけた革袋」は乾燥し焦げて脆くなった革袋です。詩人は加齢や苦しみのためにすすけた革袋のように弱くなったが、しかし神の掟を決して忘れないと言うのです。それこそが彼の力の源だったからです。