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箴言ところどころ①

「思慮深い人は知識を隠す。愚かな心はその無知を言いふらす」

旧約聖書にある「箴言」はとても興味深い文書です。イスラエルの知恵の教師が伝えた人生訓、現代に生きる私たちにこそ有益です。それで今日から折にふれてご紹介したいと思います。とりあえず第1回目は箴言12章23節の言葉。「思慮深い人は知識を隠す。愚かな心はその無知を言いふらす」。岩波訳では「利口な人は、知識を隠す。だが、愚者たちの心は、愚かなことを述べたてる」。知っていることを何でも語るのは本当の知恵ではない。語るべき時があり、沈黙すべき時がある。控え目にする慎重さは折に触れて重要。不用意な口の軽さがしばしば重大な困難を招く。雉は明るい林や草原に住み、雄はケンケーンと大きな声でなく。だから居所を知られ、撃ち取られることに。「雉も鳴かずば撃たれまいに」。「病は口より入り禍は口より出ず」という諺も。

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