答:第一に、聖書の中の聖書、その中心であるイエス・キリスト、父・子・聖霊の信仰告白、そこから発展して後の教会で作られた使徒信条。第二に、主の祈り。第三に、十戒とシェマ―。私たちがいかに存在し生きるべきか、すなわち私たちの神との関係・宗教と、私たちの人間との関係・倫理とを語っています。そしてこの三つのうちに、古くして常に新しい私たちの信仰と祈りと生活の核心が全体にわたって言い表されています。
使徒信条は、ちょうど花畑を蜜蜂が飛び回って蜜を集めるように、聖書全体の中から大切なものを要約したものだと言われています。「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。…我は聖霊を信ず。…」
主の祈りは、キリストが弟子たちの求めに応じて教えてくださった祈りです。「天にましますわれらの父よ…」。
十戒とは私たちが幸福に生きるために神が与えてくださった十の掟です。「あなたの父と母を敬え」という掟もここにあります。シェマーとは「聞け」という意味です。申命記6:4~9などにあります。「聞けイスラエルよ、私たちの神、ヤハウェは唯一の主である。あなたは心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、ヤハウェ・主を愛せよ」。
次回からそれらの三つをめぐって、私たちの今日の状況の中で、話し合いましょう。