神の言葉に立つ
戦後70年の夏を特別な思いで迎えました。太平洋戦争に敗れて70年たって、私たちは平和をつくり出すことができているか、傷つけた国や人たちと和解できているか、問いなおす時だと思います。首相の談話が注目されました。「心からのおわび」「植民地支配と侵略」といった表現が盛り込まれるかが焦点でした。違憲とも
戦後70年の夏を特別な思いで迎えました。太平洋戦争に敗れて70年たって、私たちは平和をつくり出すことができているか、傷つけた国や人たちと和解できているか、問いなおす時だと思います。首相の談話が注目されました。「心からのおわび」「植民地支配と侵略」といった表現が盛り込まれるかが焦点でした。違憲とも
ゼカリヤは祭司の家に生まれた人で、十二小預言者のひとりです。彼が活動を始めたのはダレイオス王の第2年(紀元前520年)、活動を終えたのはダレイオス王の第4年(紀元前518年)と期間は短いのですが、彼が伝えた預言の価値は大きいものでした。彼は預言者ハガイとほぼ同時代の人であり、二人は面識があったと
フランスの片田舎にあるラルネイ聖母学院は聴覚障害の少女たちの施設です。そこにある日、目も耳も、そして言葉も不自由な少女マリーがやってきます。薄汚れた衣服をまとい、髪はぼさぼさ、ちょっと目を離した隙に木によじ登り、園庭を駆け回ります。生まれてから一度も教育を受けてこなかったマリーの教育係は修道女マ
マタイ15:21以下にカナンの女性が娘の癒しを主イエスに懇願する記事があります。「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています。」ところが主の言葉はとても冷たいものでした。「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない。」しかしこの女性はなおもすがります。「主よ、
6月中旬、沖縄で三バプテスト牧師・牧師配偶者研修会が行われ、饒平名長秀(よへな・ちょうしゅう)先生が「『戦後70年』・キリストの平和を作り出す~今、沖縄から共に~」と題して講演されました。目下先生の著書『待ちつつ、早めつつ』を読んでいますが、80歳で牧師を引退された時の講演「革命家イエス」に新たな感
ヨハネ福音書は主イエスの奇跡は「しるし」であったと告げます。それはイエスが神の子であることを証明するものです。聖書注解者ベンゲルによると、「イエスの出来事を三つに分類するのがヨハネの手法である」と述べ、ガリラヤでのしるしが3回、ユダヤでのしるしが3回、復活後のしるしが3回記述されていると言います
ルーヴル美術館収蔵のパオロ・ヴェロネーゼの『カナの婚礼』は縦6.5メートル、横10メートルの大きな作品です。本来はサン・ジョルジュ・マッジョーレ島のヴェネディクト会修道院食堂を飾るために1562年頃描かれたもので、その絵に総勢132人の人物が登場し、新郎新婦は左端に、主イエスと母マリアが正面に描かれ
50数年前映画『十戒』を観ました。出エジプト記をもとに製作された70ミリのスペクタクルで、紅海が割れる場面は感動でした。今回の『エクソダス』も印象深い作品です。前者が神々しいモーセを描いているとすれば、後者は悩み苦しむ人間的なモーセを描いています。数々の災害に心を痛めるモーセに対し神は「私のする
徳川家康の家訓は有名です。苦労して幕府の基礎をつくった人の言葉だけに納得できる点があります。人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常と思へば不足なし。こころに望起らば、困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思へ。勝事ばかりを知りて負くる事をしらざれ
「バプテスト」という教派はいつ誕生したのでしょうか。ルターが宗教改革を開始したのが1517年、ヘンリー八世がローマ・カトリック教会から独立しイギリス国教会を設立したのが1534年、カルヴァンがジュネーヴで改革に着手したのが1536年、ジェームス一世が即位し国教を強制、清教徒を迫害したのが1603年の