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「福音宣教と執事」

使徒言行録を読んで印象的なのは、主イエスを信じる人々が次々に起こされたことです。聖霊降臨後のペトロの宣教を聞いて「三千人ほどが仲間に加わった」(使徒言行録2:41)とあり、ペトロが足の不自由な人を癒したことをきっかけに入信した人は男性だけで「五千人ほどになった」(同4:4)と記されています。この

「聖書協会共同訳について」

日本聖書協会は2018年12月に「聖書協会共同訳」を出版予定です。今回の特徴は「礼拝にふさわしい聖書」ということです。多くの人はきっと「ようやく新共同訳に慣れてきたのに」と思うでしょう。しかし日本語聖書の翻訳の歴史を見ると、『明治元訳』(1887年)、『大正改訳』(1917年)、『口語訳』(19

楽しかった1月聖書に親しむ会

今日恒例の聖書に親しむ会でした。新年最初の集いでした。踊牧師が自分用の100年カレンダーを示しながらの話。これまでの年数で考えれば「今日は一番の年寄りの日」、これからの年数で考えれば「今日は一番若い日」。渡辺和子先生学んだ人生観。もちろん後者を採用。与えられた一日一日を感謝しながら、神を愛し人を愛し

「祈りの心を育てよう」

将棋棋士加藤一二三氏は熱心なカトリックの信徒です。著書『老いと勝負と信仰』の中で祈りについて次のように記しています。合理的なことを求めがちな今の世の中にあっては、祈るなんて古臭いものだとお感じになるかもしれませんが、アビラの聖テレジアは祈りを「神との親しい友としての交わり」、聖アウグスティヌスは

「明日への祈り」

父なる神よ、進歩のない生活を送ることがないようにしてください。経験から学んで、同じ過ちを繰り返さず、同じ誘惑に陥らず、同じ過ちによって自分や人々の生活を損なうことがないようにしてください。常に上を見上げ、常に前に進み、年毎に私たちの生活が御旨に近づくものとなるようにしてください。この年、勤勉に

「年末主日の祈り」

父なる神よ、過ぎ去った日々を思い起こします。幸福な日々を与えられ、新しいことを学び、新しい友を与えられ、古き友と親しみました。今、思い起こし、喜びに満ちて感謝を捧げます。困難なことに直面し、苦しみ、しかしそれによって賢くなり、失敗や失望を一つ一つ味わって謙遜な心になり、危険に出会って私たちがあ

「ひれ伏して拝み」

キリスト降誕物語はマタイ福音書とルカ福音書に記されています。ルカ福音書ではベツレヘムの羊飼いたちが幼子のもとに、マタイでは東方の博士たちが来訪します。ルカはこの幼子キリストの救いは社会の底辺にまで及ぶことを告げ、マタイは異邦人にまで及ぶことを告げているのです。まさにこの幼子キリストこそ全世界に救いを

「主の天使が近づき」

12月7日、沖縄宜野湾市の緑が丘保育園の屋根に米軍のヘリの部品が落下しました。この保育園はかつて当教会で研修された神谷武宏牧師が園長をしています。あと50センチずれていたら園庭で遊んでいた園児を直撃したかもしれません。それなのに神谷牧師のもとには「自作自演だろう」との誹謗中傷の電話やメールが数十件寄

「この岩の上にわたしの教会を」

筑紫野南キリスト教会が教会堂を建てた時、全教会員がそれぞれ小石に自分の名前を書き、それを建物の基礎部分に置いたそうです。その背景にはマタイ16:18のみ言葉があったのでしょう。わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。私のデス

「キリストは諸民族の光」

主イエス・キリストは弟子たちに「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」(マルコ16:15)とお命じになりました。弟子たちはこの課題に誠実に取り組み、歴代の教会も同様でした。神学者レスリー・ニュービギンは『宣教学入門』で第二バチカン公会議「教会憲章」冒頭の言葉「キリストは

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