信仰の言葉を学ぶ
神学者W・H・ウィリモンの『異質な言葉の世界』という著書には洗礼を受けた者に広がる異質な喜びの世界についての説教が書かれています。 使徒パウロは「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です」(Ⅰコリント1:18)と言いました。彼はアテネの哲学者た
聖書をテーマにした絵画には画家の聖書解釈が表れています。ラファエロの遺作「キリストの変容」はマルコ九・二~二九に基づいて描かれたものです。絵の上半分はキリストの変容。イエスを真ん中に左に十戒を持つモーセ、右に預言書を持つエリヤ。彼らは空中で語り合っていまう。足下にはペトロ、ヤコブ、ヨハネが地面に
詩編133編は「都に上る歌」と見出しがついており、一節ではこう詠まれています。 見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。今年の夏は新型コロナウイルス感染不安のため例年とは違っていました。遠方に住む家族はなかなか帰郷できず、子どもたちの夏休みは短くてエネルギーを発散できず
フィレモンへの手紙はパウロ書簡の一つで、紀元54~55年頃エフェソの獄中から書いたものです。元来は「愛する協力者フィレモン」への私信ですが、同時にパウロは「家にある教会」でも読まれることを願っています。 フィレモンの奴隷であったオネシモは何らかの理由で逃亡、エフェソでパウロに再会してキリストへ
最近、赤木雅子氏と相澤冬樹氏(元NHK記者)の『私は真実が知りたい―夫が遺書で告発、「森友」改ざんはなぜ?』を読みました。 雅子さんの夫俊夫氏は財務省近畿財務局に勤務、森友事件で公文書の改ざんを強いられて心身を病み、自ら命を断った方です。彼は真実が明らかにされることを願って手記